台風24号が近づいていて遊びに行けないので、PCに向き合ってブログを書くことにしました、Ryosukeです。最後の投稿だと思います。
昨年11月よりSasakawa Peace Foundation USA (以下Sasakawa USA) にてResearch Internとして行っていたインターンシップを無事に修了いたしました。ワシントンD.C.では様々な方々に支えていただき、11ヶ月間の滞在を充実させることができました。また、8月下旬より2週間弱の休暇をいただき、ロサンゼルス、ラスベガス、グランドキャニオンなどを訪れることができたことも、非常に良い思い出です。

長期滞在を締めくくるような投稿でありますので、本投稿では、11ヶ月の滞在中に大切にしていたことを3点ほど紹介します。
① コミュニティーを複数持つ
新しい土地に住むにあたり、コミュニティーに複数所属したいと考えていました。コミュニティーに属することで、相関的に友人の数も増えると同時に連鎖的に人の繋がりが生まれると考えたからです。以下、参考までに参加していたコミュニティーです。
- Sasakawa USA
- International Student House of Washington, D.C. (寮です。9ヶ月間住んでいました。)
- Sushi Club(日本についての勉強会みたいなもの)
- ワシントンDC開発フォーラム
- 大学OB会、大学キャンパスのOB会
- 異業種交流会
- DC Asia Policy Happy Hour
- 不定期Language Exchange
海外に留学orインターンの為に訪れると、「日本語を使わない為に日本人を避けよう!」と考える人がいますが、僕はワシントンD.C.という土地においてそれは反対します。ワシントンD.C.においては、経験豊富な日系企業の方々、世界銀行やIMFなど国際機関で活躍される方々、大学や大学院に留学されている方々が人数的にバランス良く活躍されていると私は考えています。故に、日本人コミュニティーを避けることは得策ではありません。もちろん国籍的に日本人でない方との交流も多く、様々な観点から日本や日米同盟についての意見を得られたことは財産だと感じます。
② インプットとアウトプットのバランス
上記のように様々な方々と交流することで、かなりのインプットは得ることができます。また、インターンの仕事内容の一部に、「他シンクタンクのイベントやカンファレンスに参加する」というタスクがありますので、そこからも多くのインプットを獲得できます。しかしながら、日々無意識に過ごしていると、インプットばかりのインターンになってしまいます。
インプットばかりという状態を解消し、インプットとアウトプットのバランスを保つ為に、以下を実践していました。
- NewsPicksを積極的に活用する、コメントする
- インターン業務の中に、ニュース記事をWordに要約(場合によっては翻訳も)し、オフィス内に共有するというタスクを追加する
- このブログの執筆
- 英語記事の執筆(今も1個書いてます。。。)
- co-mediaに寄稿
- インターン先を訪れる日本からの大学生グループや大学関係者向けに、インターン体験談を発表(例えばこんな感じです)→日本語発表4回、英語発表2回かな?
以上の様に、自らの経験や考えを積極的に外に配信することにも注力していました。そこでの発見は質問を受けることの重要性です。多くの日本人にとって、「アメリカのシンクタンクで長期インターン」をすることは、かなり未知の世界らしく、様々な質問を受けます。私は質問を受けると、「自分がインターンをする意義」や「自分がインターンを通して何を得ているのか」を考える契機になりました。
③ 最新の情報を日本語/ 英語の双方から取り入れる
日本語メディアを追う意義:オフィスでもオフィス街でも、時事問題についての日本人として意見を求められることが多かった。また、Sasakawa USAのTwitterやFacebookアカウントでシェアまたは投稿する日本関連のニュースを集めることもしていたため。
英語記事を読む意義:English learnerな自分にとっては、ボキャブラリーの強化の一環でもあった。それ以上に、アメリカにいるのに国内のニュースを知らないというのは「どうなのだろう」という疑念を持っていた為、Washington PostとCNNをできる限りチェックする様にしていた。また、2018年6月の日米首脳会談時や米朝首脳会談時は日本のメディアとの報道の違いを比較しました。
また、ワシントンD.C.では自分より年齢が上の方々との付き合いが多く、社会人の方々や大学院生は最新のニュースのチェックは怠っていないように感じた。信頼される人だと思われる為にも、日々最新情報を頭に流し込む必要があると思った。
[最後に]
現在は複数の方々から、今年度のインターンシッププログラムについてのお問い合わせを頂いており、嬉しい限りです。プログラムの規模は小さくなりつつありますが、外務省には予算を頑張って確保して頂いて、ぜひこの米国インターンシッププログラムを続けて欲しいと思っています。

ワシントンD.C.でお会いした皆様、大学生という身分ながら受け入れてくださりありがとうございました。この11ヶ月の経験は人生に大きなインパクトを与えそうです。皆様のご活躍とご健康を東京より祈念しております。
近いうちにDCに戻りたいと思っています。それでは。
2018年9月30日 Ryosuke