議員事務所でのインターン

本日は番外編、更新の滞るこのブログに新しい風を吹き込もうということで、

今回は短期コース(2ヶ月)の私がお送りします。

 

紹介が遅れました。東京外国語大学のNaokiと申します。大学では国際法の勉強をしています。

外務省インターン派遣事業の短期コースでワシントンD.C.に来ていました。

 

 

ん…?

 

 

そうです。帰りの飛行機の中です。

もう終わったんかーい!という素早い突っ込み、ありがとうございます。

 

 

せっかくなので、終わってはいますが、私の仕事についてもこの場を借りて皆さんとシェアしたいと思います。写真はないです。フリー素材の画像でも貼っときますので気分上げていきましょう。

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ちなみに私の職場は下院議員の事務所です。

毎朝議会を横目に出勤します。

 

インターンの主な仕事は4つ

 

1つ目は市民や団体から送られてくる特定の法案に関する手紙の返信用下書きを作る事です。簡単に言うと、「この銃規制に関する法案にYesと投票してちょうだい!」とか「この法案は絶対に通さないでくれ!」といった内容の手紙が事務所にはたくさん届きます。インターンは同じような内容の手紙にまとめて返信するための手紙のドラフトを、議員の代わりに書くのです。議員さんは忙しいのです。

 

2つ目はカスタマーサービス的な仕事。電話対応や事務所に来るたくさんのお客さんをフロントデスクでフレンドリーに迎え入れる事もインターンの仕事です。議員事務所という特性上、感じの良い接客はとても大事です。例えば電話、怒っている選挙区の市民から、様々な団体、別の議員事務所や委員会の職員、さらにはマスコミ各社などたくさんの電話が毎日かかってきます。それを、リングが二回鳴る前に即行でとり(これルールな)、明るいトーンで「はいこんにちは〜♪」と対応します。寝不足でもトーンは落としません。それがプロです。言葉遣いも大事。Yes, sirとか言います。

 

3つ目は、Press Clipsと呼ばれる、ニュースを集める仕事。これは毎朝、新聞やテレビ、ラジオ局のニュースをインターネットであさりまくり、大事そうなニュース記事を集めてくるというものです。これは忙しい議員さんや他の職員がその日の全米のニュースや選挙区のニュースをぱっと確認できるようにするためです。インターン5人で手分けして各分野のニュースを集め、職員全員にメールで流します。

 

4つ目はあなた次第。インターンはそれぞれ自分の興味のあることをやらせてもらえることがあります。例えば私の場合、マスコミ業界にずっと興味があったため、Op-edと呼ばれる議員の意見記事を書いたりしました。私はロシアゲートに関しての意見記事を書きましたが、他に銃規制や環境問題に関するOp-edを書いているインターンもいました。自分の書いた記事が、議員の名前を借りて世に出て行くというのは、どきどき♡な経験ですね。他にも議会では様々なBriefingと呼ばれる法案に関する勉強会や公聴会のようなものが常に行われており、それにもどんどん参加できます。私は自分の興味分野である移民問題や外交、人種、人権なんかに関するBriefingに参加していました。

 

上記以外の仕事もありますが、だいたいこんな感じ。

 

 

事務所で働いていると、アメリカ政治が今ここで動いているんだ、という感覚を味わうことができて楽しいです。

ただそれ以上に、私は他のインターンとつながれたことが嬉しかったですね。皆それぞれ、政治や報道の世界に飛び込むために、議員事務所でインターンをして準備をしているわけです。同世代の頑張る姿を見ていると自分も頑張ろうという気持ちになります。インターンシップは終わっても、またいつか彼らと道が交わることがあるかもしれないと思うと今からわくわくします。彼らが将来アメリカでビッグになって私を超高級レストランに連れて行ってくれる日もそう遠くはないかもしれません。頑張って!!みんな!!

 

 

 

ところで、飛行機って飲み物くれるお姉さんが回ってくる回数多すぎませんか?貧乏性の私は、もとをとってやる!!(?)と意気込み、お姉さんが来るたびに毎回何か飲み物を頼んでしまうのですが、とてもトイレに行きたい。頻尿なのに席は真ん中です。あと6時間くらいのフライト、頑張ります。

 

おわり。

 

 

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