ホワイトハウスに “行ってきます! ” を

こんにちは。

日本は台風が過ぎ、やっと落ち着いたころでしょうか。

私はいよいよインターン初出勤!

寮を出て、大使館通りを歩きながらオフィスに向かいました。初日は私のフライト疲れを考慮していただき、通常9時出勤のところを10時半出勤にしていただきました。少し時間があったので初出勤の前にオフィスから徒歩15分くらいのところにあるホワイトハウスへ!

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ホワイトハウスを目の前にした時、政治の中心地ワシントンDCにいるんだなあ、と改めて実感。朝のパステル色の空と真っ白なホワイトハウスのコントラストの景色、私はと~っても好きです。ホワイトハウスの近くでインターンするなんて、夢にも思ってなかった。。。。

心の中でホワイトハウスに「行ってきます~!」をしました。(笑)

そしていよいよオフィスへ!

ドキドキしながらオフィスのドアを開けると…

“ Good morning~! ”

見覚えのある2人が笑顔で迎えてくれました。私のSupervisor(上司) の二人です。実は、私の渡米前、東京に彼女たちが出張に来ていた際、顔合わせの機会がありました。

” Hello ! Satomi ! ”     ” Welcome Satomi ! ”

とオフィスの皆さんがそれぞれの部屋から出てきて 一気にWelcome mood!  窓が大きく開放的なオフィスの雰囲気はアットホームで明るい環境でした。これから5か月間、この素敵なオフィスで、この人達と仕事できるんだ~!と嬉しくなりました。

ここで簡単に私の派遣先について簡単に説明します。

正式名は控えますが、私のインターン先はFederal Agency (連邦政府機関)で、日米関係に焦点を置き、教育・文化交流( softpower ) の面から日米関係の促進に努めています。また、日米関係促進のため、どこにどれだけ資金を使うか、という資金配分をするのがこの機関の仕事。Public Diplomacy (広報文化外交)+ 資金配分、という感じの役割です。

初日はオリエンテーションを受け、ワシントンでの私の名刺をいただきました。自分の名刺を手にしたとき、思わず、「かっこいい~!」と思いました。(笑)

さて。。。

最初のタスクは奨学金を日本に留学希望のどのアメリカ人学生にどれだけ与えるか、を決めるため、奨学金希望者の応募用紙を読み、一定の基準をもとに段階評価を下すこと。私とほか二人の上司がそれぞれ応募用紙を読んで評価を下し、最後に三人の評価を合わせ、総合評価を決定します。

初めに評価基準の説明を受けました。その際面白かったことは、教授の推薦状について。

「アメリカ人教授の推薦状を持っている生徒と日本人教授からの推薦状を持っている生徒を同じ土台で比べてはだめよ!」

と私のボス。それはなぜかというと、アメリカ人教授の推薦状はものすごくその生徒を推薦しているのに対し、日本人教授の推薦状は控え目で強く推しているような印象を受けないからです。

読み始めていると一目瞭然。日本人とアメリカ人教授の推薦状は生徒の推薦度合いが全く異なっているのです!これでは当然、カテゴリー分けして評価するしかありません。

いくつかの応募用紙を読み、与えられた一定基準を基に評価を付けていると、書類審査の際、審査官がどの項目を重視しているのか、どういう応募書類が評価されるのかがわかってきました。

全部で28人の応募用紙がありましたが、半分くらい読み終わったところで終業の16時になり、

「お疲れ様~!初日はとても疲れたでしょう。帰っていいよ。」

と言われ、朝きた大使館通りを通って寮の方向へ。

出勤コースの大使館通り。オマーン、ウズベキスタン、チリ、ペルー、フィリピン大使館が並びます。

そのまま寮へ帰ろうと思ったら、途中で誘惑が。。。。

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帰り道にPAULがあるのを発見し、ニコニコ (笑)

初日お疲れ様~!、ということで自分にご褒美です。(笑)

イチゴのエクレアとカプチーノ、と~っても美味しくて幸せでした~。

初日はオフィスの皆さんに温かく迎えてもらった安心感と、初めてのタスクも楽しみながらこなすことができた達成感からホッとして寮に帰りました。

こちらに来てから毎日が刺激的で、日々いろんなことを学んでいます。

自分が日々学んだことを次回からまたお伝えしたいと思います。

それでは、また。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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Washington DC に到着 !~ホグワーツに住むゴシップガールたち~

皆さん、こんにちは。今回のインターンシップ事業でワシントンDCに派遣されることになりましたSatomiです。

まずは私のbackgroundとこのインターンに至るまでの過程を書きます。

私は上智大学英文学科で言語学を先行しています。出身は福島県郡山市。2011年の原発事故を経験したことは、私が国際政治に関心を持つきっかけになりました。地震当日は、私の中学校の卒業式でした。震災で経験したこと、そこから得たことも機会があれば後の回で書けたらと思います。

上智大学英文科に入学した当時、英語を母国語のように話す同級生たちに圧倒され、同時に焦りを覚えました。福島で育ち、典型的な受験入学組だった私は、読み書きはできましたが英会話(communication) ができなかったのです。「ここでは英語ができなきゃダメなんだ…。」と痛感した私は、大学の留学生サポーターに登録するなどして世界各国から来ていた留学生たちと交流し、英会話を学びました。こうして英語を身に着け、世界各国に友人ができました。

実は今回のインターン選考中、ヨーロッパの友人たちを訪ね、向こうに1か月ほど滞在しており、私はパリとデンマークのコペンハーゲンで最終面接の書類を準備し、ロンドンで最終面接を受けました。旅行中のドタバタの中で書類作成、面接準備をしたため、選考結果が届いたときはとても嬉しかったです。

いよいよワシントンD.C.に到着!

初めての海外での生活に不安と期待でドキドキしながらD.C.の中心地にある私の滞在先、International 寮へ向かいました。

この寮がまたすごかったんです~。(泣)

ISH DC-1823

ISH DC-1699

写真からわかるでしょうか。ハリー・ポッターのホグワーツみたいな寮なんです!18世紀にお金持ちの資本家が彼の奥様のために建てた建物なんだとか。(そんな旦那様が欲しいものです…。)初めは建物自体に驚いていましたが、ここに住む寮生たちもまたスゴイ・・・。第一印象はまるでゴシップ・ガールに出てくるキャラクターのようで…..。エリート感漂う寮生たちに圧倒され、同時にこのエリート環境になじめるのか不安になりました。ビシっときめたスーツ姿で食事をとり、朝食時はみんな New York Times, Washington Post などの新聞を読みます。

簡単にこの寮の説明をすると、この寮は本来大学生は入居できず、院生・インターン生・研究者のみが入居できます。私はまだ大学生ですが、インターン生として特別に入居しているため、基本的にほかの寮生より年下。寮は各国の大使館に囲まれており、そして何より将来外交官として活躍したいと考えている寮生が多いことから、各国の大使をはじめ、その他さまざまな分野の専門家を招き頻繁にパーティーを行っているとか。(見た目だけじゃなくて、やっていることもゴシップガールじゃないですか! ) 私が来る二日前は元米副大統領のJoseph Robinette さんがいらっしゃったそうです。

寮に到着後、この説明をサポーターのインド人大学院生Gさんから聞いた私は、ビビッてしまい….。「こんな世界って本当にあるんだ・・・。」「こんなところでやっていけるのかなあ。」と初日から不安になり、日本の友人たちに夜な夜な相談。

翌日、朝食時に食堂に行くと、朝食の寮生たちのトピックは「ポーランドの中絶法案について」。。。。朝からこんな話題するんだ…(泣)と思いながらも、私はただみんなの話を聞いていると、自分の知らないことばかりで、意外と面白い。気付いたら私も話題に混ざっていました。(笑)

こうして私の不安は徐々に溶けていきました。見た目がエリートっぽい学生ほどフレンドリーなんだなあ、と感じました。今は異なるBackground を持つ学生たちから日々学び、楽しく生活しています。

いよいよ私のインターン初日の朝。食堂に行くと、「日本の衆議院選挙の結果についてどう思う?」、といきなりドイツの美人大学院生。朝7時にいきなりきいてくるかあ(笑)、と思いきや、ふと目をやると寮生たちの読んでいるアメリカ各紙の一面に日本の衆議院選挙が取り上げられていることに気付きました。そう!この日の前日は日本の衆議院解散総選挙の投開票日。

まだ時差ボケ気味だったこの日、朝5時に起きてPCで選挙の記事を読んでいた私は、何とか英語で自分の意見を述べたところ、寮生たちは真剣に私の意見に耳を傾けました。

International なcommunity に身を置くと、もっと自分の国を知らなきゃいけない、と痛感します。いま私の目の前にいる各国の学生たちは、私を通して日本を知るからです。

衆議院選について朝食を食べながら各国の学生と話した後、いよいよ私はインターン初日でWhite House の近くにあるオフィスへ!

次回は私のインターン First dayについて書きます!

ありがとうございました。