みなさん、こんにちは、中期派遣者のH.Ryoです!
日米両国でお世話になった方々には改めて感謝の気持ちでいっぱいです。
3月末に日本に帰国していたのですが、4/9から新学期が始まり、大学4年生です!
1. はじめに
今回のラスト投稿では主に以下の2点について記します。
①インターンシップ総括
②「日本人学生のインターンシップ支援事業」の応募方法や流れなど
2. インターンシップ総括
一日の流れを紹介しつつ、学んだことなどを書きます。
≪とある一日(平日)の流れ≫
7:30 起床・朝食・準備など
→私はオフィスから徒歩25分の場所に住んでおり、毎日歩いて通っていました。雨の日はサーキュレーター($1と格安!)を使っていました。
9:30- オフィス到着&インターン開始
→9時半頃オフィスに到着し、メールの確認をします。そして、資料作成/翻訳/郵便物受理などのインターン業務をこなします。たまにシンクタンクのイベントに顔を出すこともありました。(日米関係メインで食事付きのものを探していました、笑
12:00-13:00 ランチ
→1日の中でかなり楽しみでした、笑。社会人の方とランチをとりながらお話させて頂いたり、DCにいる大学生やインターン仲間、はたまたオフィスで一緒に働いている同僚たちとコミュニケーションをとりつつ食事をしていました。
13:00-17:00 インターン再開
→午前中とほぼ同じ流れです。DC近郊の日系企業のオフィス、弁護士事務所、世界銀行などに訪問をさせてもらうこともありました。
また、毎週月曜日に、15時から30分程度、インターン先のボスとWeekly Meetingがあります。この時に一週間の予定、業務内容(資料の受け渡し)の確認、悩み相談をします。これは、頭の中の整理やコミュニケーションができる大切な時間でした。本当に面倒見のよい方で大変お世話になりました。
17:30- 帰宅/フリータイム
→イベントがある日はそれに参加していました。(ネットワーキングイベント、シンクタンク主催のパーティー、コンサート、大学のOB会など)
イベントがない日はよくKosukeと料理をしたり、友人と食事に行ったりしていました。一人で過ごす日の方が少なかったかもしれません!
≪インターン(というよりもアメリカ滞在それ自体)を通じて学んだこと≫
①キャリア形成
→インターン業務、イベント参加、社会人とのお話など含めて将来の進路を決めることが出来ました。自分の頭で考え行動するだけでなく、人からのフィードバックを素直に取り入れることの重要性に気付きました。
②ネットワーキングの重要性
→DCは特に顕著ですが、人との信頼関係や付き合いが非常に大事だということを学ばせて頂きました。せっかくの滞在期間に家に閉じこもるよりも積極的に外に出かけることを意識して過ごしました。現地OB会、DC法曹会、JCAW(ワシントン日本商工会)などをはじめとして、イベントに足を運んでいました。
③切磋琢磨できる優秀な同世代との交流
→インターン同期の仲間たち、DC近郊の大学に留学している人たちと交流したり、議論したりすることで、刺激を受け、自分の考えを相対化していました。本当に貴重な経験でした。
(④人生のモラトリアム!?)
→大学を通じての交換留学ではないため、「授業」がありません。滞在期間中は勉学からは離れ、その分アメリカ滞在中にしかできないことを沢山楽しみました。(美術館・博物館めぐり、旅行、パーティー、コンサート、バレエ鑑賞、Happy Hourなど)
3. 「日本人学生のインターンシップ支援事業」の応募方法や流れなど
まずは「日本人学生のインターンシップ支援事業」(通称 IDYL )の募集要項を載せておきます。(http://www.mofa.go.jp/mofaj/files/000269795.pdf)
そして、以下は外務省ホームページからの引用です。
この度、外務省では、今後の日米関係における主導的な役割を担う人材の育成を目指し、日米同盟関係の強化に繋げるため「日本人学生のインターンシップ支援事業」を実施します。
日本人学生のインターンシップ支援事業については、『米国に学生を派遣することで同国において人脈を構築し、今後の日米関係で主導的役割を果たす人材の育成』を目的としています。
米国での就業体験を通じて、国際社会の場で主体的にリーダーシップを発揮できる、今までにない新しい価値を築いていけるグローバル人材を目指す、志の高い学生の皆さまの御応募をお待ちしています。
と、記されています。
あまり認知度は高くないのですが、滞在費やVISA取得費用、航空券などの補助があり、とても良いプログラムなので、応募してみるといいかもしれません!
例年、7月初旬に募集を開始し、応募締切が7月下旬です。(平成29年度の場合)
≪応募要件≫
在学中の大学生、大学院生及びこれらを卒業して1年以内の者
(ア)派遣期間【長期】:平成29年10月中旬頃より約1年程度 3名募集
(イ)派遣期間【中期】:平成29年10月中旬頃より約6か月程度 8名募集
(ウ)派遣期間【短期】:平成30年2月初旬頃より約2ヶ月程度 6名募集
※語学スコアについては以下に詳述します。
≪応募の流れ≫
①英文レジュメ、英文エッセイ、英文カバーレター等の書類選考
→語学スコアに関しては、以下のいずれかが要求されます。①TOEIC 825以上、②TOEFL iBT100以上、③IELTS 8.0以上でした。①がreadingとlisteningだけなので、②や③と比較して取得しやすいのではないかと思われます。
語学スコア以外には、英文レジュメ、エッセイ、カバーレター、学業成績証明書などを提出します。
※7月下旬に結果通知
②一般社団法人日本国際実務研修協会(JIPT)による電話やスカイプ等での英語面接
→7月下旬に実施です。英語と日本語で15分ずつの面接でした。応募理由やインターンを通じて学びたいことなどを問われます。
※8月上旬に結果通知
③ 米国国務省認可団体による電話やスカイプ等での英語面接
→8月中旬に実施です。大学での専攻分野、インターンで学びたいこと、興味関心を伝えます。
※この英語面接が終わった後、ビザ等の取得手続きが進みますが、面接の結果については全く通知されず、不安な1か月を過ごすことになります、笑。
④ 派遣先候補との電話やスカイプ等での英語面接(複数回の可能性あり)
→9月下旬実施。私の場合は派遣候補先が9月中旬に提示され、9月下旬に面接があり、面接翌日にインターン先が決定しました。人によっては面接が複数回の可能性もあります。
※家探しは並行して各自で行う必要があり、私の場合は最初の2週間はインターン同期たちとAirbnbで生活し、残りは大学の先輩経由でアパートを紹介していただきました。インターン先が決定次第、現地の日本人や知り合いの日本人、大学OB会などにコンタクトを取るとよいかもしれません。

※疑問点などがあればいつでもコメント頂ければと思います。